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中東に所在するイラン・イスラム共和国、通称イラン。日本の4.4倍の国土を誇るイランは、ペルシャ絨毯発祥の地であり本場の産地です。今回、弊社社長鈴木が自らイランへ渡航し、ペルシャ絨毯やペルシャギャッベを直接買い付けに行って参りました!


日本出発 ~トランジット~

2017年4月24日、Emiratesエミレーツ航空からイランへ出発しました。北南米やヨーロッパ、東南アジアへは行ったことがありますが、中東は初めて足を踏み入れる地。季節感も聞く情報しか無い為、洋服の準備一つでも迷いました。今回のミッションは、オールドペルシャ絨毯とペルシャギャッベの買い付けです。長時間集中して目利きをしなくてはなりませんが、商品を見る目には自信があります。自分の感覚で積極的に選んでいこうとイメージを膨らませ、日本を発ちました。

トランジット


イランへの直通便は無い為、ドバイ国際空港で飛行機を乗り換えます。ドバイについて早速アラブ語の先例を受けました。案内板や店舗看板はもちろん、数字もアラブ語なので何が書いてあるのか想像もつきません。英語表記が助けになりましたが、同時に英語表記の必要性も感じました。


ドバイで3時間ほどの待ち時間を過ごし、イランへ再度出発。日本を離れて13時間ほど経過していました。

渡航1日目 ~買い付けのペースを掴む~

イランはテヘラン、イマーム・ホメイニー国際空港へ到着したのは、現地時間の昼の12時頃でした。日本を離れてから16時間ほどが経過し、時差は-4時間半。かなりの長旅となり、到着時点ですでに疲労感が。気掛かりだった気候については、日中は日差しが強く暑いものの汗が出ません。湿度5%のイランの気候は、日本とは全く違い驚きました。
到着した足で早速バザールに出発。運転は通訳の方にお願いしましたが、バザールに向かうにつれ気持ちが盛り上がって来るのを感じました。

バザールに到着


古い外壁に囲まれた駐車場に入り、バザールに到着。遺跡の中に居るような歴史ある佇まいが印象的でした。バザール内は細い路地に所狭しと絨毯の業者が店を連ねています。出身地の絨毯を扱う業者や、オールドもニューも問わず扱う業者、アンティークのみ取り扱う業者など様々です。

1件目 オールドギャッベ

1件目に訪れたのは、オールドギャッベを主に扱う業者。オーナーはシラーズ地方の出身だそう。遊牧民のカシュガイ族が織る手織りギャッベは評価が高く、彼らが居る地域こそシラーズ地方。挨拶も早々に物色開始しました。


店舗よくめくられるギャッベ、一枚ずつめくる度こちらの顔を伺う業者…。張り詰めた空気の中、気に入る商材をピックアップする作業を繰り返しました。気を緩める暇も無く、かなりの量を物色しました。気に入ったオールドギャッベが十数点見つかり、皆様にお見せできる品が見つかりホッとしたのを覚えています。もう少し購入しても良かったかも?と思いながらも、明日の午後、商材の再確認とインボイス(輸出貨物の請求書)を受け取りに来ることを約束し、店を出ました。次回イランへ来た時訪れることにします。

昼食

きゅうりの千切りの入ったヨーグルトにレーズン添え、チキンケバブ&ライス(タイ米)をいただきました。こちらの定番料理だそうです。ここでも生きていけそうな気がしました。

2件目 ZOLLANVARI社(ゾランヴァリ社)


バザール内でゾランヴァリのシンボルマーク、ライオンを見つけ入店。日本でも評価が高い会社です。ギャッベにはリズパフト、ヤラメパフト、ドロステパフトと種類があり、タフテパフとという柔らかいギャッベもあります。ゾランヴァリ社はこのヤラメパフトの上質なものからリズパフトを扱っていました。数枚選びインボイスを受け取りましたが、他店を巡るうちにより良い商材を見つけ、最終日に購入を見送ることを決断。次回も新たな出会いを求め、また立ち寄ってみようと思いました。

夕食

夜は宿泊するホテルの近くにある、ホテル内のインド料理店で食事をとりました。旅の疲れと不規則な時間でとった食事が祟り、食が進みませんでした。


渡航2日目 ~新品ギャッベとオールド絨毯を、積極的に多く買う~

昨晩は夜9時過ぎ(日本時間朝1時過ぎ)に就寝しましたが、朝の2時に目が覚めてしまい、4時に起床しました。(日本時間朝9時頃) 運悪くこの日は国の休日らしく、店を閉めている業者が多数。洗濯・修理工場と絨毯ミュージアムの来訪に予定を切り替えました。

1件目 ギャッベ&洗濯・修理工場


まずは洗濯工場と修理工場の視察に向かいました。イランは砂漠なので砂が多く、オールド物は砂お年からしなければなりません。何回叩いても砂が出る為、洗濯の作業は回し車のような専用機械で砂落しをすることから始まります。


オールド絨毯の洗濯工程

【1】専用の機械で砂を落とす。

【2】大量の水と強力な洗剤で浸し、ブラッシングをする。次第に綺麗な色が浮かび上がってきます。

【3】洗浄後、脱水機に掛ける。ひたすら遠心力に任せて絨毯を回します。

【4】脱水後、ゆがみを修正する為生地を引っ張り、クセを直していく。
手編みの絨毯はまっすぐではないので、価格を問わず全ての品に歪みはあります。

【5】最後に天日干し。湿度5%につきあっと言う間に乾きます。


ギャッベの買い付け

洗濯・修理工場は新品のギャッベも扱う業者で、工場の視察後買い付けに。サイズやランクも幅広く扱っていました。

ギャッベの入門アイテムにぴったりの40×40cmの品や、玄関サイズ、ラグサイズ、キッチンや寝室の足元に置けるサイズや大型の品など100枚近くセレクト。ゾランヴァリ社が扱うリズバフトなども見つけ、かなりお値打ちに購入できました。


昼食

今日も定番のケバブ&ライスを。昨日はチキンだったので牛のケバブをいただきました。改めて、ここでも生きていけそうな気がしました。

2件目 テヘラン市内 オールドペルシャ絨毯

時間が押していた為、絨毯ミュージアムは後日訪れることに。
工場を発ち、テヘランの下町にあるオールドペルシャ絨毯の業者を訪れました。日本人はまず来ないだろうと思われる場所ですが、狭いスペースの中に大量のペルシャ絨毯とトライバルラグが!オールドギャッベも取り扱っていました。

カシャーン、イスファハン、タブリーズ、サルーク、コーカサスなど色々な地方の絨毯の出物を見つけました。次々に品をピックアップし、狭いスペースからあふれた絨毯は路上にまではみ出してしまいました。これらの品々をSUZUYAでお披露目できると思うと心が躍りました。80~100枚ほど選びましたが、予定よりオーバーしていたので渡航3日目に減らしに行く事になりました。

商談は19時過ぎまで続きました。我々日本人では当たり前でも、10時から15時位までしか仕事をしないイラン人には堪えたようで、現地のスタッフはグッタリしていました。


渡航3日目 ~アンティークや上物、各地域の絨毯を見て感じる~

Coming soon !